事例集 CASE STUDY
2012.03.21溶融スラグの混入試験
- カテゴリ
- 道路用製品
- 使用製品名
- 歩車道境界ブロックA e-Con
当社では溶融スラグ入りコンクリート2次製品を安心してお使い頂けるよう、各種の試験を行っていますが、その中で長期に渡って時間が経過する中で、どのように外観状態が変化するかという試験を行っています。
上の写真は左側から2つづつ
■平成18年3月製造 混入率 0%
■平成18年3月製造 混入率 30%
■平成18年3月製造 混入率 60%
となります。
混入率は細骨材の置換率を表し、製品の重量比では混入率30%が約10%、混入率60%が約20%となります。
また、この当時は西部清掃工場の建設前ですので旧天竜市から排出された溶融スラグを使用しています。
ご覧の通り、混入率によって外観が相当に変化していることがお分かり頂けると思います。
次に平成20年11月に製造した製品の比較です。
上の写真は右から二つづつ
■平成20年11月製造 混入率0%
■平成20年11月製造 混入率30%
ととなります。
この時使用した溶融スラグは西部清掃工場で試験運転された際に排出されたものを使用しました。
平成18年3月製造のものと比較すると、2年半位の差がありますが、あまり黒ずんでいないのと、混入してもそれほど外観に差がないことが分かります。
この一つの原因として、溶融スラグの品質(粒度、粒形)が、良かった点があげられます。
溶融スラグについて平成20年に神奈川県の生コンメーカーが不正使用を行い、ポップアウトなどの不具合がでたことが社会問題になり、生コンへの使用が基本的にできなくなりました。しかしながら地域によっては行政と一体となって使用している地域もあり、2次製品にも広く使用されていますが、ポップアウトなどの不具合の事例は報告されたことがありません。
従ってこの時の原因は、その時に使用された溶融スラグの固有の問題か、他の問題との複合的な原因であると考えられています。
今後も地域の環境保全のために、このような試験を継続的に行っていきます。
by M.Kondo
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