事例集 CASE STUDY

2015.01.07JASS5における生コンクリート配合補正期間について

カテゴリ
レディミクストコンクリート
使用製品名
レディミクストコンクリート

寒くなるとレディミクストコンクリートの配合補正についてよくお問い合わせを頂きます。生コンうんちく話として配合補正の考え方をご紹介します。

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JASS5(建築工事標準仕様書・同解説)2009では、レディーミクストコンクリートの調合管理強度は次式によって算出されるとしています。(以下JASS5 2009より抜粋)

Fm=Fq+mSn(N/mm2)

ここに、Fm : コンクリートの調合管理強度(N/mm2)
Fq  : コンクリートの品質基準強度(N/mm2)
品質基準強度は、設計基準強度もしくは耐久設計基準強度のうち、大きい値とする。
mSn: 標準養生した供試体の材齢m日における圧縮強度と構造体コンクリートの材齢n日に おける
圧縮強度の差による構造体強度補正値(N/mm2)。ただし、mSnは0以上の値とする。

構造体強度補正値mSnは、特記による。特記のない場合はmを28日、nを91日とし、下表により、セメントの種類およびコンクリートの打ち込みから材齢28日までの予想平均気温の範囲に応じて定める。

セメントの種類

コンクリートの打ち込みから28日までの期間の予想平均気温θの範囲(℃)

普通ポルトランドセメント

8≦θ

0≦θ≦8

構造体強度補正値

28S91(N/mm2

3

6

 (※普通セメントのみ抜粋)

[注] 暑中期間における構造体強度補正値28S91は6N/mm2とする。
(JASS5によると、暑中コンクリート工事の適用期間は、日平均気温の平年値が25℃を超える期間を基準とする、と記述されています。)

これをもとに、季節による構造体強度補正(28S91)期間を、各地域で決めております。
当社では、浜松測候所統計資料より以下の補正期間を推奨しております。

種類

平均気温θの範囲

期間

普通

セメント

3N

8≦θ

2月18日~7月8日

9月12日~12月5日

6N

0≦θ≦8

12月6日~2月17日

暑中期間

7月9日~9月11日

注)平均温度8℃(8.0℃)を基点とする。

温暖化の進行により、以前より暑中期間が長くなり、寒中期間(0≦θ≦8)が短くなっております。各社それぞれ補正期間を決めていることと思いますが、この浜松地域でコンクリート打設する場合は参考にしていただけたらと思います。なお、この期間は2014年12月1日現在の推奨期間です。

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By M.Shinmura