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事例集

大型プレキャストコンクリート製植木鉢のご紹介

カテゴリ 庭園用製品  
使用製品名 大型プレキャストコンクリート製植木鉢 
大型の植木鉢をプレキャストコンクリートで製造した事例を紹介します。



浜松市浜北区で造園業を営む㈲一十園様よりご依頼いただき、大型盆栽用のプレキャストコンクリート製植木鉢を当社で製造させていただきました。
㈲一十園様は大型樹木の取り扱いに熟達しており、海外への輸出、伊勢志摩サミットでの展示や県内寺社への奉納など非常に多くの実績を残されております。

展示には樹木を受ける鉢が必要となりますが、樹木が大型のためそれを受ける鉢も比例して大きいものとなります。
以前は他の業者様に依頼して現場打ちしていたとのことで、工期、予算に懸念がありました。

㈲一十園様は大型鉢植えのレンタル事業を計画しており、今後多くの鉢が必要となることから、大量生産可能なコンクリート製品で製造できないかとお声かけ頂き、ご注文いただく運びとなりました。

脱型した植木鉢です。
寸法は3150*2500*800mmの楕円形で、重量は4,635㎏にのぼります。
型枠業者様にもご尽力いただき、ご希望の形状に仕上げることができました。


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製品は専用吊り金具で吊り上げが可能です。

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2種類の塗装を施していただきました。

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㈲一十園様は2020年の東京オリンピックでの大型盆栽展示に向けて活動されており、実現すれば日本の伝統を世界に広めるお手伝いができ、大変光栄なことと考えています。

今後は実際に樹木が植わっている様子と、こちらの製品よりさらに大型の製品も製造中ですので順次紹介していきたいと思っております。


以下、2016年8月1日付静岡新聞による一十園様の紹介記事です。

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<植木職人>一十園(浜松市浜北区)
(2016/8/1 11:25)

 4人のベテラン職人が高さ7メートルのクロマツの枝と葉を剪定[せんてい]していく。手入れの行き届いた植木ばさみが、リズミカルな音を響かせる。「誰が見ても美しい、全体的に調和のとれた理想の形がある。そこに向けて造り込んでいくだけ」。一十園[いちじゅうえん]の小林健社長(53)が、下から指示を出しながら見守る。
 "植木の街"の業者の中でも、とりわけ大物を扱ってきた。ほ場では、亀の甲羅のように表皮がきれいに割れたマツや、優雅な曲線を描いて天に伸びるマキが、存在感を放っている。
 太い幹が見事に曲がったクロマツと、白骨化した幹の「シャリ」が昇竜のように見えるトショウは、5月の伊勢志摩サミット会場に展示された。共に樹齢150年を超える自慢の逸品。「日本の代表として飾られたことが誇らしい。これまでの努力が報われた気がした」

昭和初期、祖父が山林に植える苗の出荷を始めた。引き継いだ父一十さん(84)が、1960年代後半から庭園木を扱うようになった。一十さんは目利きとして評判を呼び、商いを増やした。
 3代目の小林さんは、18歳でこの世界に入った。以来、父親譲りの審美眼で全国から集めた銘木を販売してきた。国内市場が飽和状態になった2003年からは、中国や台湾、ベトナムへの輸出事業にも乗り出した。今では市内の植木業者と海外をつなぐ窓口にもなっている。
 輸出には、長距離輸送の保護技術が求められる。横に張る枝を矯正し、樹形を一端スリムにした上でコンテナに詰め込む。「大物をずっと扱ってきたので、輸送ノウハウには自信がある」と胸を張る。
 海外の取引先が、幹に頬ずりして感動してくれることもある。20年の東京五輪・パラリンピックに向けて、観光、商業施設を対象に、直径3メートルを超える大型鉢植えのレンタル事業を計画している。「自国文化を外国から訪れた人に紹介し、魅力に気付いてもらう。それも『おもてなし』だと思う」

■コレがなくっちゃ
 植木ばさみ
 三重県の名工が製作した。30年前に出合って以来、計7本を購入した。日本刀と同じように鉄を鍛えて作っているため、頑丈さと粘り強い切れ味を兼ね備えている。「手入れを欠かさなければ、30年は持つ」

 ■ドンナトコ コンナトコ
 植木の街として知られる区内には、大小150の植木業者が存在する。天竜川流域の砂地が植木栽培に適していたことから、昭和初期から、植木業が盛んになった。
 一十園では、6ヘクタールのほ場でマツやマキを中心に、約2千本の植木を育てている。浜松北植木市場も併設している。
 近隣のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターでは、毎年春と秋に浜北植木まつりが開かれ、大勢の来場者でにぎわう。

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By H.Ishida
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